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体験談から見る初心者ありがちミス集

活動を始めて二年、すでにほとんどの古参の方には行き渡りました。
ここからは新しく始める方の割合がとても多くなってくる段階に来ていると感じます。
ということで、事故や周囲の誤解を少しでも減らすために「初心者あるあるミス集」を作ろうとしていたところ、OK使ってと言ってくれる方が今ちょうど現れました。なので次の体験談からありがちミスを一つ一つチェックしていこうと思います。

小林三角さんのレポート

はい。それでは見ていきましょう。

※この注釈を読んだ小林さんが、後続の方への配慮のため上リンクの原文を書き換えてくださっています。そのため若干の齟齬が生じていますが、あまり気にしないでください。

 

>LSD(アヤワスカアナログ)を使用した

LSDとDMTは違います。この二つはニュアンスくらいしか似ていないため、セットもセッティングもその効果も別物になります。著者はわざとこの名称を使用しているようですが、LSDは違法のため、この看板を掲げると違法上等の危ない人がわらわら寄ってきて人付き合い面で危なくなります。(LSD自体に罪はありません。リンク更新済み)

 

>現在、海外からのアカシア輸入は税関によって差止められているようだ。

税関さんに電話で聞いた情報を正確に記すと、「植物の粉体は全て検査に回している。検査はパンクしておりいつ返却されるか返答がない。回す植物のリストは公開不可。粉ではなく木片状の植物標本はOK。ただしphytosanitary certificateを添付し、箱の外側に植物標本在中と書くこと」です。
前半は名古屋税関の方に、後半は横浜植物検疫所の方に聞きました。実際輸入しようとする方は、それぞれに連絡を取ってどうやるかを聞いてください。ただしこういったものの輸入に際してリストが作られるようですので、脛にキズのある人はやめたほうがいいかも(MMの時は規制から二年弱後にこのリストを使った一斉検挙があったとのことです)
また、粉は混ぜ物が容易なため、悪意ある人の手に渡った瞬間から信用できなくなります。国内流通品による健康被害も発生しています。なので必ず木片で入手し、自分で削ることを推奨します。方法はこちら

 

>SSRIは半減期を考え前々日から使用をやめている。

薬によって違うので要注意。薬の説明書には「SSRIを使用している患者にMAOIを投与する場合は最低2週間あけること」とあります。今回は無事でしたが、ここを自己判断すると頭が割れるような頭痛が発生し、最悪死にます。飲み合わせは「(薬の名前)+ 併用禁忌」で検索すると大体調べがつきます。

 

>20分ほどたって異変がないことを確認して

良い判断です。初回は必ずMAOI単体で飲み、頭痛や悪心など発生しないかを確かめます。

 

>窓からの光がまぶしく感じ、カーテンを閉める。ヘッドホンからの音に圧迫感を感じるようになった。自分の異変、変化に恐怖を感じ、軽いパニック状態になる。

動くのは悪手です。「全て万全に整えてからやる」というのは、飲んでから途中で動き回ると吐き気や変調が強まりパニックが大きくなるからです。
→飲む前に最終確認の項目をチェックしてください。アイマスクを用意し、部屋の中は明るめにすると不快感も事故も少なくなるようです。真っ暗闇だと行動の選択肢が狭まるので、慣れるまで控えて下さい。

 

>落ち着くためにたばこをガンガン吸った。

悪手です。吸うと十数秒落ち着くものの、その後より深みにはまります。酔いざましが効かなかったのもおそらくこのせいでは? タバコにはMAOI-Bが含まれているため、チェーンスモークでひどい頭痛に苛まれるケースもしばしば報告されています。
→タバコはセッション前後で2本まで。もし頭痛が発生したらシプロヘプタジンで解消。

 

>そのとき流れていた曲は上原ひろみのアップテンポなジャズだったのだが、これは気持ちにあっていないと思い、Watanabe Hiroshiのダウンテンポなテクノに切り替える。

ジャズ怖いよね。わかる。
→無音を作らないように設定したサイビエントMIXなどを事前に聞き倒しておくと良い。ループ設定を忘れずに。

 

>ライターの火がきれいだったが事故につながると思い眺めるのはやめる。

良い判断。
→火、尖ったもの、水場は必ず避けること。最終確認のページを読んで事前に部屋内をチェックする。

 

>ニット帽を目深にかぶって、ただ音に集中し踊った。音量は気持ちよく感じるところまで上げた。下の部屋の友人が心配するくらいの音量だったようだ。

人が見に来るとビビって変な方に入りがちなので、ヘッドホンかイヤホン推奨。耳を保護するためにセッション中は音量を調整しない方がいい(同じ理由で太陽や光を直視するのも避ける)

 

>手元ではメガネの感触が楽しくて、それをバキバキに破壊してしまった。なんというか、眼鏡のツルが複数に増えて、知恵の輪のようになっている感覚だった。ハンガーで遊ぶのも楽しくてバキバキにした。

あるある。空のペットボトル絞るのが楽しくてやめられなくなったりね。
部屋の中をぐっしゃぐしゃにしたケースも報告されています。
→壊れたら困るものは別の場所に移しておく

 

>途中尿意を催したが、どう考えてもトイレに行ける状態じゃなかったのでその場でする。

これもあるある。初心者が一人で行わなければならないときはオムツを用意します。尿モレ老人用お試しセット2個200円とかで薬局に売っています。本当に漏らすことはなくても、全てを手放して良いという安心感が得られるのは大きい。

 

>クラブで音楽を聞く中で使用してみたい気持ちもあるが、それも絶対迷惑になるので止めておく。

非常に良い判断。クラブは場所によってそういうのにとてもセンシティブになっており、不必要なゴタゴタに巻き込まれるケースもありえます。酔っているあなたを他人が見たとき、それが違法物なのか法的にクリアされているものかはわかりません。

 

>まぁ浮足立っているだけで、すぐ収束するのかも。総じて動物に近づいた感じがする。うちの飼い猫に似たように思う。もしかすると子供の精神状態によったのかもしれないと推測する。

もしこれが継続して日常生活が送りづらくなってしまった場合、グラウンディングが必要になります。慣れた人なら中心の上げ下げを意識するだけでできるし、不慣れな人はグラウンディングのページを見て一つ一つ自分に合う方法を試していってください。

 

以上です。
それでも向こう側に臆することなく行って無事帰ってこれたという、非常に良い旅だったと言えます。上記の通りいくつかのラッキーもあるので、次に続く方々はこれを踏まえて準備することで事故なく旅立てると思います。
他に「これチェックしてください」という体験談などありましたらぜひお寄せください。事故を完全に0にすることはできませんが、すぐ見られるところに安全ガイドがあるのとないのとでは事故発生の率が違うはずです。
皆さん一人一人の協力で、より良いシーンにしていきましょう。

 

 

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