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海外のアヤワスカ事故 事例研究

貴重な体験談や知識がフォーラムやお茶会によって一所に集積され、以前よりかは安全性の増してきたアヤワスカ・アナログ。しかしそれでも個人差が非常に大きく不安定で、予断の許されない状況下にあります。

このページでは、海外で起きたアヤワスカ関連の不幸な事故を研究し、今後のお茶会に役立てられるような知見を引き出していきます。

 

http://www.entheo.org/tragedy-at-ayahuasca-retreat-center/

この記事内では「事故はアヤワスカの飲みすぎで起きた」との判断を下していますが、
①使用者が薬物の常習者で、依存症から抜け出すためにアヤワスカ治療センターに入所していたこと
②入所して翌日に死んでいること
この二点から何らかの薬物の相互作用で死んだと思われます。
以下、アヤワスカと同時併用で死にやすい順に違法ドラッグを並べます。

①MDMA(セロトニン症候群のため)
②SSRI、SNRI(精神病薬)(セロトニン症候群のため
③メタンフェタミン(覚せい剤)(MAOI併用禁忌のため)
④コカイン(覚せい剤)(MAOI併用禁忌のため)

いくらアヤワスカに薬物依存症からの脱却効果があるとはいえ、これらと併用すると容易に死に至ります。なので、本当に薬物を断ちたいのであればダルクなどの専門医に相談すること。

なお違法ではありませんが、デキストロメトルファン(DXM)との併用もセロトニン症候群が起こって死にます。

また記事にもある通り、性的被害にも気をつけること。アヤワスカ服用中は無抵抗になり力もあまり入らなくなるので、信頼できる、できれば同性のメンターに介添えを頼むこと。

 

アヤワスカのセッション中に観光客が友人を刺殺

いわゆる被害妄想と呼ばれる状態。
記事中では男性Aが別の男性Bを見たとき、Bが自分の妻と不倫をしているビジョンが見えたとあります。
アヤワスカセレモニーなどで前後不覚の譫妄(せんもう)状態に陥り、且つその中で被害妄想が極まった状態は、ありとあらゆる幻覚の中でも一番たちが悪いものです。感情をハックされ現実と区別がつかなくなるため、知識を持っていたとしても抗うことは難しい。

しかし、通常のアヤワスカに被害妄想を引き起こすスコポラミン等が入ることはまずありません。現地のシャーマンが間違えて、又はわざとチョウセンアサガオの類を入れた可能性が高いとみます。

この例から学んで事故の防止に努めるなら、以下の四点は必ず踏まえましょう。

・今から飲もうとしているものの出所をすべてはっきりさせ、混ぜ物をされてないと確信できるものしか飲まない
・他人に殺される、他人が自分の貴重なものを壊す、他人が…等の感情に襲われたら、「被害妄想=感情の幻覚=嘘、まやかし」であることを思い出すよう訓練する。
・刃物など危害が及ぶ鋭利なものをセッションの場に持ち込まない。(セッティングの再確認)

・上記条件が個人で確保できない場合、本当に信頼できるメンターに一切を頼る。

 

フランス人女性アヤワスカを飲み死亡

この記事からだけでは何とも言えませんけれども、アヤワスカを飲んではいけない人の例として
・心疾患持ちの人
・精神病薬を服用している人
・ドラッグ中毒者
が挙げられます。
また、意識を失った際に仰向けだったために、吐瀉物(ゲロ)が詰まって呼吸困難になる可能性もあります。

・心疾患を持っている人や精神病薬を服用している人は避けること。

・当然、ドラッグ中毒の人も服用(俗にいうチャンポン)を避ける。

回復体位を事前にしっかりと学んでおくこと。酔いが深まってきたら仰向けに寝ず、回復体位で寝ること。

 

アヤワスカで死亡した旅行者をシャーマンが遺棄

この例もドラッグ依存患者の併用禁忌によるアヤワスカ中毒死例。記事には飲みすぎと書かれていますが、おそらく直前までセロトニンorドーパミン放出系の何かを使用していたと思われます。
…それにしても死体遺棄は無責任すぎる。信頼できるシャーマンにつくことは重要です。

・SSRI系の薬を使用したのであれば、アヤワスカ服用まで最低でも二週間は空けること。常用していたのであれば徐々に減薬していって、最後に飲んだ日から数えて一ヶ月以上はしっかり期間を空けること。

 

アヤワスカ体験記(幻覚と嘔吐)

生還した例(当然大多数は生還しています)。しかし下痢と腹痛でひどいことになって「もう二度と行くか!」といった感想を抱いている。
これは現地のお茶特有のもので、自分も製作過程で何度も何度も経験しました。今では各種清澄法などで有効成分そのままに下痢を抑え、美味しさも格段に上がりました。しかし原液で飲みたいという人は多くいて、飲む場合は下痢と吐き気対策を練るべきでしょう。

・おむつを履く
・洗面器かポリ袋を傍らに置く
・水を用意し、脱水症状に備える
・回復体位を学んでおく

 

 

外国人のアヤワスカによる事件・事故相次ぐ

セッティングが悪い。
なんだって空港なんかで飲んだんでしょうかこの男は。
この例と似たような事例があって、深夜バスで寝付けないからってアヤワスカを飲み、車酔いとダブルで酔ったため何時間も魔境に入り精神的に死ぬところだったと吐露した男がいました。

両方の事例とも、敬意を忘れています。これは神聖なものだということを忘れて軽薄な行動を取ってしまっています。
しかし、ハレのものが日常になってしまうとこうした油断は常につきまとうようになるのは人間だから仕方がないという見方もあります。

ということで、以下のリンクでもう一度セッティングを見直しましょう。

セッティングリンク集

有志によるマインドセッティングまとめ

 

ということでまとめると、

・薬物依存から抜け出すためにアヤワスカを使うとだいたい死ぬ。最後の服用から期間を空けること。
・疾患持ちの人はその種類により増悪(ぞうあく)する危険あり。心疾患持ちは最悪死ぬ。
・譫妄(せんもう)からの被害妄想危険。混ぜ物されてないか確認。
・回復体位の勉強
・性被害に警戒する。信頼できるメンターを探す。
・「性被害っぽい被害妄想」に陥ることもある。信頼できない異性同士の1対1セッションは避ける。
・セッティングを再確認する。周囲の環境中に落下死の危険や尖ったもの燃えるものがないかもう一度確認。
・セットを再確認する。原液や標準濃度以上を飲む場合はおむつ用意。




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