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注意喚起:屋外での使用について

人目に触れる場所での使用について

基本やめてください。

人目が気になると悪酔い(俗に言うBAD、その中でも猜疑や譫妄という一番たちの悪い類のもの)を起こすようです。最近では飲んでお祭りに参加した人が悪酔いし、それが辛すぎてやったのをとても後悔したという報告がありました。

たとえばカラオケルーム。これまで複数人が試しましたが、音も空気も悪くセッティングとしては最悪とのことです。吐くことでお店の人にも迷惑が掛かります。

たとえば公園。子供連れの主婦に醜態をさらせば即通報、警察のお世話になります。これはお茶の合法違法関係なく、「事案」という扱いになります。

たとえば映画館。99%の映画は素面で見るような作りになっており、日常ものがとてもグロテスクに思ったりします。たとえば夏目友人帳を観たとして、普段は他人の事として一拍置けるストーリーなのに、セッション中に観ると主人公の孤独がダイレクトに自分のものとして感じられ吐きそうなほど悲しかったりして実際良いもんじゃありません。そういうのに向く映画はすでに一般上映されてないものばかりなので、TSUTAYAで借りて自宅で観たほうが絶対楽しいです。

たとえば銭湯。熱い湯に浸かることでグラウンディングされ、全く酔えません。そのくせ浴槽から出ると一気に酔いが回り血圧低下も相まって失神します。失神した先がタイルならタンコブだけで済みますが、浴槽ならそのまま死にます。

などなど、不確定要素が増えることで学びや楽しさは少なくなりつらさが増します。

 

それでも……

「それでもどうしても外でしたい!」という無茶しぃな人も絶対一人はいると思いますので、そんな人にも細心の注意を払ってもらえるようチェックリストを以下に作りました。

・外で飲もうとしているセットより多い量を複数回飲んでいて、酔い方を十二分に把握している。(種類が違えばどれだけ経験豊富であろうが意味ないことに注意。アカシアならアカシア、同じ種類で且つ多い量を複数回試していることが必須。そして、いつもの半量で十分)

・酔い終わる最後の最後まできちんと連れ添ってくれる素面(しらふ)の人が 酔人:素面=1:1 の割合でいる。

・場所の選定は以下をすべて満たしている
①騒いでも問題なく ②命の危険がなく(川の急な増水やボートの転覆、高所からの転落事故が起こり得ず) ③電波が届き ④人目につかない ⑤境界をまたがない。特に海と陸、昼と夜、季節の境目などは危険

・ワンカップの瓶を片手に持つことで「私は酔っています」ということをアピールし、きちんと周囲に警戒してもらう。

 

なぜ外でやるのが「悪い」とされるか

結論から言うと、外でエロ本読むのと一緒だからです。

昔、ヲタクは迫害されていました。二次創作絵が規制されるかされないかといった議論は今も続いており、そして皆さんの不断の努力により、今も本格規制には至っていません。
ここに通底するものがあります。それは

「シラフは酔いを嫌う。しかし酔い無しで社会は成り立たない」

というものです。
AVでも写真でもエロ(=酔い)は健全な社会を成り立たせるのに必須で、しかし製作過程に性的被害者がしばしば含まれることが問題でした。ヲタクの人たちはそれを完全な絵のみでエロを作るという手段で、被害者0の文化を発明しました。
しかし社会は、日本社会は特に、「安全」と「安心」の区別がつかない人が大勢います。
被害者0なので安全、しかし過激な性表現に安心ができない。

シラフの人は基本的に酔いが嫌いです。なぜなら怖いから、安心できないから。いくら社会の構成に必須だから、安全だからと標榜しても、ここは心情の問題なので解決されません。

そこで、ヲタクの人たちは公共の場のルールを徹底して守ることで市民権を得ました。
それは電車の中でエロ同人を開かない、職場でヲタトークをしない、お風呂に入って身なりを整え小綺麗にする、などです。他にも、割込みせず列にきちんと並ぶ、会場では走らない、エスカレーターに正しく乗る、など。
そうじゃない人もいますけど(笑

公共にはルールがあり、それは安全ではなく安心を基準に作られています。
安心は「相手が理性的なふるまいをしてくれる」という信仰に支えられており、その信仰が酔っぱらっている人を毛嫌いする原因です。

しかし、酔いなくして健全な社会が形成され得ないのもまた自明です。
今後私たちは、今まで通り安全性を担保して健全に酔える方法論を確立していくと共に、素朴に生きる人たちの素朴な安心を守っていくことも心に留めるようにしましょう。

まとめ

繰り返しますが、家の外で飲むのは単純に条件が悪く、やめた方がいいです。
現地アマゾンの人たちだって常に家の中で(東屋ですが)執り行っています。
ぬかりのない安心できるセッティングこそ一番重要なものです。

あと社会は酔いなくして成り立たないのに酔いが大嫌いです。
15年経つのに未だに伊藤英明さんの悪名が消えないことからも分かる通り、外での事故は社会的に殺されるひどく辛いものとなります。

敬意を払いましょう。

 

 

それでも外で酔いたい人へ向けた実例集

「外でやると気持ちいいって聞いた。木々の囁きや波の音が子守唄になって…」

という間違ったイメージを抱きつつ外でやる人がいると思う。
実際こんな適当なノリで行うとどうなるか。

 

まず家や車で茶を飲む。外に出る。ちょっと肌寒いなと感じる(この時点で勘のいい人なら引き返す)

効きが遅いので、適当にそこらへんを散策し、堤防や道端の縁石なんかに腰掛けたりする。
しばらくするとアスファルトがぐにょりはじめる。
ちょっとだけなら「おお、きたきた!」で済むかもしれない。
しかし、酔いは深まる一方。ここで少しでも恐怖を感じると引きずり込まれる。
ここは外。 逃 げ 場 所 が な い ことを悟る。ぐっすり眠れる安心な寝床はすでに遠く、酔った状態でたどり着けるか心配になり、そうこうするうちにどんどん酔いが深みに。

日が暮れる。寒くなる。寒気と吐き気で苦しめられ、またこの苦しさから周り全部バケモノに思えてきて、「ここはヒトの住む場所じゃない、人の領域じゃない」などと思い込みはじめ、波の音は溺死を想像させ、絶え間なく自分を責め立て、風は体から温度を奪い、どんどん苦しくなる。吐き気がとうとうこらえきれなくなり、人目を気にしながら陰でこっそり吐くんだけど、吐いても吐いても吐き気は収まらない。

「こんなところ見つかったらどうしよう。通報されたらどうしよう。伊藤みたいにずっと名前がネットに残り続ける。もし帰れたとして、こんなゲロと鼻水まみれの状態では同居人が絶対に心配する。なんとかして、一旦落ち着いて、なんとかして、ああ、ああ!!」

みたいな感じになり、やがては人でないもの、たとえば猟師におびえるイノシシのような心と思考回路になる。完全に野生。理性は一かけら残っていればいい方。

 

敬意をもて、というのは即ち「これは怖いものなので極力手を出さない、もしくは何重にも何重にも対策をして臨む」という思考を持つということ。

この場合、落としを飲んで落ち着く、友人に電話をする、そもそも介添えを頼む、毛布やブルーシートなどを外に持ち出して敷いておく、車や家などから離れない、などが対策として考えられる。
どうしてもしたい場合、歩き回らない、その場所で寝られるように最初から敷物を敷いておく、その敷物の上で飲む、シラフの人を一人横につける、などする。

くれぐれも、「今日は天気がいいからちょっと飲んで外行くか」みたいな敬意を欠いた行動はやめること。

 

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